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長良峡
【ながらきょう】


古津(ふるつ)峡ともいう。岐阜市芥見(あくたみ)から金華(きんか)山北麓に至る長良(ながら)川の峡谷。長さ約7km。三田洞(みたぼら)山塊と各務(かかみ)山塊との鞍部の切断部。長良古津の大蔵山と岩田の清水山の間は川幅が狭く,河岸の山脚は岩山が露出し絶壁をなす部分もある(岐阜県大地理)。また鵜飼の御猟場で禁漁区。渓谷中央部に長良古津と日野新田を結ぶ千鳥橋があり,東海道自然歩道のコースであるが,かつて東山道は同橋下流の長良雄総で渡河して各務野に入った(県史)。鵜飼は千鳥橋~長良橋間で行われ,そのかがり火と金華山の絶壁が絵のような光景を織りなす。かつて藍川橋~長良橋間に長良峡下りがあったが,今はない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7107627