平湯峠
【ひらゆとうげ】
大野郡丹生川(にうかわ)村久手と上宝(かみたから)村平湯との境,平湯街道(国道158号)にある峠。標高1,684m。「後風土記」には「湫(くて)峠也。頂上界より東にては平湯峠云」とある。平湯街道は乗鞍(のりくら)登山と平湯湯治場への道。久手から峠までは比較的緩傾斜,峠から平湯へは急坂を一気に下る。昭和53年平湯トンネルが開通し,冬季の通行が可能となった。また峠から南へは乗鞍スカイライン(有料)が頂上近くの畳平まで延び,夏には観光バスやマイカーが連なる。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7108316 |