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堀越峠
【ほりこしとうげ】


郡上(ぐじよう)郡八幡(はちまん)町の市街地の東方にある峠。和良(わら)山脈の鞍部で標高約540m。県道八幡金山線が通る。周辺一帯はカルスト地形で石灰岩の露頭がみられ,八幡大鍾乳洞・大滝鍾乳洞をはじめ至るところに石灰洞もあって,東海の秋吉台といわれる。「明治末に大垣市赤坂町の矢橋家がこの峠付近を買収し,大正10年ごろ公園化しようと道路沿いに桜を植えた。また昭和5年には武儀(むぎ)郡板取村の長尾丈太郎が峠の登り口にある高さ30mの岩壁に不動明王(岩窟観音ともいう)を彫刻した」(郡上八幡町史)。昭和7年に県によって大改修工事が行われ,幅5mのつづら折りの道路が完成(郡上郡郷土誌)。ドライブやハイキングを楽しむ人でにぎわう。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7108559