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右俣谷
【みぎまただに】


槍ケ岳西斜面の飛騨沢に発する谷。正しくは蒲田(がまだ)川右俣谷という。西流して小鍋(こなべ)谷を合わせ,新穂高温泉で左俣谷と合して蒲田川となる。槍ケ岳の登山コースは,大正期までこの谷を登っていたが,のちに山腹を巻く現在の登山路が開設された。第2次大戦後,北陸電力中崎発電所の新設,国有林の出材に伴い,白出沢出合(しらでざわであい)近くまで林道が通じた。槍平小屋を基地に槍ケ岳・南岳・奥丸山の登山路となっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7108775