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武芸谷
【むげだに】


長良(ながら)川の支流武儀(むぎ)川流域の通称。武儀川は武芸川ともいい,日永岳南西に発する神崎(かんざき)川と,尾並坂峠から東流する葛原(くずはら)川が山県郡美山町谷合で合流,武芸断層沿いに南東に流れ,関市広見で流路を南西に変え,関市保戸島(ほどじま)で長良川に合流。全長35km。中下流部の両岸に河岸平野が発達し,耕地と集落が立地。鎌倉期から牧谷(板取川下流部)とともに美濃和紙の生産が行われていたが,牧谷に比して農耕地に恵まれていたために専業化されず,また楮に乏しいために上質紙はつくられず,現在は行われていない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7109006