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山之口川
【やまのくちがわ】


飛騨川(益田(ました)川)支流。益田郡萩原町山之口北方の位(くらい)山・川上(かおれ)岳付近の大足谷・山之口谷に源を発し,同町四美(しみ)で飛騨川に合流する。延長約14km(河川法区域延長約11km)。支流には位山峠より流出するカジヤ谷がある。上流部は位山分水嶺にあたり,位山・船山・四美を結ぶ分水嶺の1支脈と,川上岳より南方に続く馬瀬(まぜ)山脈の間を南流する河岸には上流まで狭いが,河谷平野があり,水田が開かれ,小集落が連続して開けている。川沿いに登って位山峠を越す道は益田川流域と北飛騨を結ぶ通路として重要であったが,宮峠越の国道41号の利用が多くなると使用が衰えた。夏季はアマゴ釣りが盛ん。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7109201