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庵原川
【いはらがわ】


庵原山地の高山に源を発し,上伊佐布(かみいさぶ)からはほぼ南流して庵原で小規模な扇状地を形成し,袖師(そでし)で清水港に注ぐ2級河川。流長6.7km・流域面積12.6km(^2)。流域はすべて清水市に属す。支流には同市吉原に発し,杉山・山切(やまきり)へと南流し,尾羽で合流する山切川がある。この川流域のミカン栽培は,明治中期に旧庵原村杉山の片平信明によって進められたのが始まりで,その後急速に発展し,ミカン農業の先進地として広くしられるようになり,最盛期には山地斜面から低地までのほとんどがミカン園で占められた。本流の上流部には落差10mほどの伊佐布北滝がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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