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音羽川
【おとわがわ】


宝飯(ほい)郡音羽町と蒲郡(がまごおり)市の境の五井山に発し,御油断層を東流したのち,音羽町赤坂で山陰(やまかげ)川を合流し,豊川市御油町で流れを南に変え,国府(こう)町・森町・為当町を貫流し,宝飯郡御津(みと)町下佐脇で白川を合流し,御津町御馬で三河湾に注ぐ。2級河川。流長12.47km・流域面積63.7km(^2)。河口付近の海岸は「万葉集」に詠まれた引馬野といわれ,7世紀末には音羽川の水運を利用した御津郷が三河国府の外港として栄え,江戸期にも河口部の御馬湊が東三河地方天領の年貢米を江戸に回漕する港として利用された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7116891