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矢作古川
【やはぎふるかわ】


矢作川の分流。安城市木戸で矢作川から分流し,西尾市東部を経て,幡豆(はず)郡吉良町・一色町の境をなして三河湾に注ぐ。1級河川。流長14.27km・流域面積103.8km(^2)。矢作川が西尾市浅井付近の狭隘部で頻繁に起こす洪水を防止するため,徳川家康の命により安城市木戸から1.3km下流の同市藤井まで河川の開削工事を行い,慶長10年完成,それまでの木戸から河口までの旧河道を矢作古川と呼ぶようになった。流域の西尾市東部・南部,吉良町・一色町では古い自然堤防を利用して集落が発達し,農業地帯を形成する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7124304