大正池
【たいしょういけ】

阿山郡阿山町石川の西北部にある灌漑用貯水池。県道石川丸柱線から北へ約1.5kmの渓谷池に土堰堤で流水をせき止める。堤長74ｍ・堤高13ｍ・水面積6.7ha・水深10ｍ・貯水量5.5万m(^3)・受益面積540ha。大正末期に連続して干害を受けた。旧河合村に耕地整理組合を組織し，農業水利改良計画を立て昭和10年に完工（阿山町史）。池名は，被害の多かった大正期の干害から名づけられた。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7127609