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滝谷池
【たきだにいけ】


阿山郡阿山町槇山(まきやま)の北西,滋賀県境にある人工貯水池。幹支線水路の延長36.237km・水深17m・貯水量80万m(^3)・受益面積400ha。阿山町の玉滝・鞆田(ともだ)の両地区の水田耕作は,重粘土層の土質と干害のため水利事情には恵まれず苦しんできた(阿山町史)。そのため滝谷川上流に灌漑用溜池を建設すべく阿山郡東北5か町村干害対策委員会を結成。昭和31年全工事が完成。以後,水不足は解消された。池畔はキャンプ場として利用され,滋賀県境にそびえる岩尾山息障寺に通じるコースは,東海自然歩道のコースともなり,山頂から伊賀と近江を一望できる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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