100辞書・辞典一括検索

JLogos

10

古田池
【ふったいけ】


一志(いちし)郡嬉野(うれしの)町にある池。堤高10m・堤長350m・面積12.6ha・貯水量50万m(^3)。地名の由来は所在地の小字名の古田によるといわれている。「勢陽五鈴遺響」に「水田の用に設く大池なり」とある。慶安元年柴山次兵・山中兵助らが灌漑用水池として開削した。水路を設け約7km下流の嬉野町野田・新屋庄(にわのしよう)・黒田・見永の水田542.7haを灌漑した(一志郡史)。現在は中村川から直接取水するため灌漑用水池としての役割を終え,個人所有の養鯉池となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7129104