100辞書・辞典一括検索

JLogos

15

三滝川
【みたきがわ】


御滝川・御岳川・三岳川とも書いた。三重郡菰野(こもの)町の鈴鹿山脈御在所岳と鎌ケ岳の間に源を発し,四日市市中央部で伊勢湾に注ぐ。2級河川。流長22.53km・流域面積61.7km(^2)。雲母(きらら)峰に発する金渓(かなたに)川と四日市市智積町,矢合川と高角町で合流する。上流部に鈴鹿国定公園の中心地湯の山があり,蒼滝・大石などの渓谷美と温泉,御在所山へのロープウエー,滋賀県への有料道路などがあって旅館や企業の保養所が多い。山地を出たところで伏流河川となり,国道306号以西は森林が多い。同国道以東は水田地域であるが,中流域は両側に丘陵が続き水田は河谷に限られる。丘陵に桜台・三滝台・三重団地などの住宅団地がある。下流部は都市化が進む水田地域が四日市市街へと続く。河口は埋立地で,左岸は第2石油化学コンビナート,右岸は第2コンビナートの大協石油がある。伏流水が豊富で,四日市市水道局は2か所で伏流水を取水している。川に沿って近鉄湯の山線が通る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7129405