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饗庭野台地
【あえばのだいち】


「あいばの台地(丘陵)」ともいう。琵琶(びわ)湖西岸にせまり,北を石田川,南を安曇(あど)川にはさまれた一辺約7kmの古琵琶湖層群からなる台地。標高240~260mの台地面が広がるが,周辺部はかなり開析されている。東南部に急崖を向け,北西へやや傾動しており,北端は石田川の浸食崖となっている。西端部の山地との境界付近には比高60~70mの断層崖があり,古琵琶湖層の礫層はこの急崖上に引きずりあげられている。南部は安曇川の谷で境するが,地形的には対岸の泰山寺野(たいざんじの)台地へと続く。台地上は明治19年以来陸軍の演習場として開かれてきたが,現在も自衛隊の基地として利用されている。近畿地方の三角測量網の饗庭野基線が設置されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7130052