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油日岳
【あぶらひだけ】


甲賀郡甲賀町大字油日の東南方にあり,三重県と境する山。南鈴鹿(みなみすずか)連峰の主峰で標高694m。全山花崗岩よりなる。古来,油日神社の神体山としてあがめられてきた。山頂には「岳大明神」と呼ばれる奥宮が祀られ,毎年8月11日の夕方から油日谷7か村の氏子が参拝し,山神の荒魂とともに一夜の参籠をとげたのち,山神を山麓の油日神社に迎え,1,000個の灯明をあげて油の祖神に捧げる神事,岳参籠が行われている。南鈴鹿の山々の中で最も登りやすいハイキングコース。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7130209