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安養寺山
【あんようじやま】


栗太(くりた)郡栗東(りつとう)町安養寺と下戸山(しもどやま)の間にある山。標高234.1m。別称大平山,古くは餉山(かれいやま)とも呼ばれた。餉山とは,長享元年鈎里(まがりのさと)に滞陣中の足利義尚が,土地の住人に団餅を献じられて悦び「鈎にも山ありときく餉山」と詠んだことに由来する(輿地志略)。山の北麓に真言宗東方山安養寺があり,養老2年僧良弁の開創と伝えられる。現在すぐ北側を名神高速道路が通り,栗東インターチェンジも近い。山頂東側に栗東町の高区配水池(上水)があり,南麓に五百井(いおい)神社があり,その南側を金勝(こんぜ)川が西流している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7130291