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石山
【いしやま】


大津市石山寺にある小丘。瀬田川の西に位置し,国分台地の南に続く秩父古生層の1断塊で,表面はやや平坦な準平原。標高186.3m。もともと石灰岩が接触変質で硅灰岩に変わって露出し,奇岩怪石が多いことから石山の名がつけられた。もと石山院という近江国府の役所が設置され,平城京へ運搬する材木の積み出し場所としてにぎわっている頃に,良弁僧正によって石山寺が創建。西国三十三番観音霊場第十三番札所として現在もにぎわっている。山麓の瀬田川沿いに石山貝塚をはじめとする縄文遺跡なども見られる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7130410