植谷
【うえたに】

高島郡朽木(くつき)村大字大野の谷。安曇川(あどがわ)支谷。蛇谷ケ峰(じやだにがみね)（901.7m）の西付近を水源とし，西流して安曇川に注ぐ。かつては植谷に沿い峰越（植谷峠）して高島町大字富坂方面に抜けることができた。富坂越という。戦後も一時期闇物資の運搬に間道として利用された。地名の由来について「朽木村志」は「植林をした谷の意か。上谷などの替え字なら分割地名ということになる」と記す。砂防指定地。大野の小字名でもある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7130690