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梅ケ池
【うめがいけ】


甲賀郡水口(みなくち)町大字梅ケ丘にあった池。現在は埋め立てられ水田となっており,池跡に碑がある。古くは一帯を美濃部郷といい,梅ケ池・松ケ池・鏡ケ池の3つの池があった。梅ケ池は水口城址の南側にあった。菅原淳茂が美濃部郷に神社を建て,自作の菅公木像を祀り,かたわらに小池を築造し周辺に梅の木を植えたのがこの池の名となった。永禄年間,美濃部源助茂満が,防火用溜池として,池を拡張。寛永10年水口城築造に際し神社を遷し,池の大半も埋めたが,水が湧き出し涸れることがなかったという。また別名,眼洗い池と称し,眼病に特効がある水という伝説もある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7130763