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裏白峠
【うらじろとうげ】


甲賀郡信楽(しがらき)町大字下朝宮と京都府綴喜(つづき)郡宇治田原町との境の峠。標高380m。地名の由来は,近江側からみて,山城は峠の裏で,山城の裏だから裏白と呼んだといわれている。峠の通行は都が京都に移るにつれさかんになり,参宮街道の裏街道として利用された。近代以降,朝宮茶が宇治の茶問屋を通じ,遠く海外までも輸出され,茶流通の峠路となっている。今は国道307号が通り峠も舗装されている。峠の両側に茶畑が展開する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7130784