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エチが谷
【エチがたに】


犬上郡多賀町北部,芹川(せりかわ)上流部の支流が刻む谷の1つ。現在は,多賀町に属する旧脇ガ畑(わきがはた)村には標高600m内外の平坦面が発達しており,杉・保月両地区の中間で平坦面を開析している。長さ約2.5km,谷は西南から東北に向かうが,この方向は芹川の急激な下刻によるものらしく,西流する芹川に対して逆従的である。またこの谷はほとんど蛇行しておらず,下刻作用が卓越する若い谷であることを思わせる。芹川とエチが谷の合流点近くにカルスト地形の1種である石灰岩洞,通称「河内の風穴」がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7130816