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大岩山
【おおいわやま】


野洲(やす)郡野洲町大字小篠原(こじのはら)字桜生(さくらばさま)にあった山。国道8号から比高10~20m(標高120~130m)程度の丘陵性地帯の1つの丘。この付近は小篠原古墳群として知られ,山名は山頂に露出していた古墳の石室用大石に由来する。明治14年,この山からわが国最大のものを含む14個の銅鐸が出土,昭和37年さらに10個が発見され,周辺の古墳群の出土遺物とともに注目された。しかし,昭和30年代後半,新幹線用の土砂として山土が削り採られ,石室の大石を一部残して平坦地となり,県立希望ケ丘文化公園の西入口として整地されて,その面影を失った。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7130937