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大彦谷
【おおひこだに】


高島郡朽木(くつき)村大字古川と大字岩瀬の字界の谷。俗に「オオシコダニ」「オシコダニ」という。安曇川(あどがわ)支谷。朽木村古川西方の山を源として北東流して安曇川に注ぐ。大彦谷に沿う東西3kmあまりの山道は大彦谷越(俗にオシコゴエ)と呼び,雲洞谷(うとうだに)の上村(かみむら)と旧穴が瀬(あながせ)(現在の上岩瀬)とを結ぶ間道の役割を果たす。「朽木村志」には「針畑・能家・雲洞谷の人たちが,牛の背に炭を積み,これを追って,岩瀬や市場の木炭問屋に運んだのは,みなここを利用した」とある。現在,大彦谷を幅員4mの峯越林道が通じる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7131104