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鶴翼山
【かくよくざん】


近江八幡市の市街地北部にある山地。標高283m,別称法花峯・比牟礼(ひむれ)山,通称八幡山。鶴が翼を広げた山姿より鶴翼山という。天正13年,豊臣秀次が築城。安土(あづち)の城下町を山下に移し,楽市・楽座として産業の振興に努めたという。山頂からは当時の城下町の道路網がそのまま見られる。昭和37年山頂の城址に京都村雲にあった日蓮宗瑞竜寺が移築され,通称村雲御所といわれている。瑞竜寺は秀次の母瑞竜院秀尼が高野山で自刃した秀次の菩提を弔うために建立した日蓮宗唯一の尼門跡寺院。資料館がある。山麓の八幡神社からケーブルがある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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