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勝山
【かつやま】


長浜市の北東端,東浅井郡浅井町との境界を流れる姉川の南,東上坂(ひがしこうざか)と千草の字界に位置する山。標高131m。琵琶(びわ)湖陥没期の残丘。通称岡山,別称流岡(ながれおか)山。南麓には,一説に延喜式内社坂田郡5座(山田神社・日撫神社・伊夫岐神社・岡神社・山津照神社)の1つ岡神社と伝えられる流岡神社(祭神,奇稲田姫)の廃祠跡があり,北東麓には岩上遺跡(円墳1基)がある。付近一帯は,元亀元年,織田・徳川軍と浅井・朝倉軍が戦った姉川合戦の古戦場で,勝山は徳川家康が本陣を置いたところ。地名もこの戦いの勝利を記念し,信長が流岡神社に勝山明神の社号を奉じた故事に由来する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7131440