兜鍪山
【かぶとやま】

野洲(やす)郡野洲町大字小篠原(こじのはら)小字奥山にある山。奥山(おくやま)・田中山ともいう。標高292.9m。三上(みかみ)山・妙光寺山に連続する山で，北側の尾根裾を国道８号（旧中山道）・国鉄新幹線・東海道本線・旧朝鮮人街道（大津能登川長浜線）が通る。北東の山麓は，花崗岩の石切場および土砂採石場。新幹線建設の際，路床用として隣接した小丘の大岩山（全山撤去）とともに広範囲に採土され，県立希望ケ丘文化公園の西入口広場となった。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7131488