源太郎山
【げんたろうやま】
大津市田上関津(たなかみせきのつ)町にある山。関津の城が存在したという古城地。「栗太郡志」「大津市史」などによると,大石の関が置かれ,要衝で山城宇治越の交通が盛んであった。承久の乱後,宇野氏が,この地に封ぜられ,有事の際の守備を任ぜられていた。この城跡を源太郎山というのは,宇野源太郎の城地であったことによる,とされている。また,六角氏の家来の山崎源太郎という武士の居住地があったことから山名になったと考えられている。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7132129 |