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古城山
【こじょうざん】


甲賀郡水口(みなくち)町大字水口の東北方の山。古くは大岡山・大蔵山・岡山ともいった。標高282.9m。石英斑岩からなる孤丘で,山頂から甲賀郡下を一望におさめ,南に野洲(やす)川,東に綿向(わたむき)山の連峰を望む。天正13年7月中村一氏がここに城(岡山城)を築き,その後,増田長盛,長束正家らが居城した。慶長5年廃城,江戸期には水口藩が管理し,藩主の狩場となっていた。明治34年樹木を伐採したが,以後植林された。現在では風致地区として公園化されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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