御葉木峠
【ごようのきとうげ】
甲賀郡信楽(しがらき)町大字神山(こうやま)と三重県阿山(あやま)郡阿山町大字槇山(まきやま)との境にある峠。この付近一帯の丘陵地帯は,御葉木峠・五位の木峠・ごえのきひらとも呼ばれる。この付近に良質の陶土があり昔このあたりで足駄焼・五郷焼という陶器を焼いていたという。峠を越えると槇山新田に入るが,この一帯を「御陶のひら」「めぐみ原」といい,昔製陶が行われていた。信楽焼と深い関係をもつ陶土地帯。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7132379 |