施行山
【せぎょうやま】
近江八幡市北端湖岸奥津島山の北西に孤立した山,標高210m。かつては愛知(えち)川の砂洲でつながれた陸繋島で大中ノ(だいなかの)湖干拓地が造成された現在は湖上に突出した半島となった。マツタケ山で,年代は不明だが,ある飢饉の時,山地の草木を刈り取ることが許されたことから山の名がつけられたという(輿地志略)。山地北端に「伊崎の竿飛」で有名な伊崎寺がある。不動明王を祀るところから伊崎不動堂という修験道の行場である。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7133165 |