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瀬田丘陵
【せたきゅうりょう】


琵琶(びわ)湖の南部に位置し,北東から南西方向にのびる古琵琶湖層群からなる丘陵。丘陵面は標高150~180mほどであり,南側は大戸(だいと)川の低地に向かって急崖をなすのに対し,北側は湖岸へ向かって緩斜する丘陵。このため北側斜面は開析谷によって南北にかなり細かく刻まれており,丘陵の末端部ではそれらの谷口をしめ切って多数の灌漑用溜池が造られている。また緩斜面上には丘陵とほぼ並行に東海道新幹線・名神高速道路が並走しており,住宅や工場の進出も著しい。丘陵の西端部を下刻する瀬田川は琵琶湖唯一の排水河川である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7133226