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高木浜
【たかぎはま】


高島郡マキノ町大字西浜にある湖岸の浜。西浜から知内(ちない)に至る湖岸は,知内川河口を中心に白砂青松の遠浅湖浜が広がるが,知内川河口より北側の西浜まで(約1.3m)を高木浜と呼ぶ。昭和36年京都の資本により本格的な開発と宣伝が始まり,水泳場のほかゴルフ場・モーターボート・釣堀が経営されている。特に夏はキャンプ・水泳場として利用客が多く,地曳網漁もさかんである。また平家が浜とも呼ばれる。「平家物語」に「大将軍維盛通盛は進み給へども,副将軍忠度経正は未だ近江の貝津に控へ給へり……或朝経正湖のはたにうち出で遙か沖の島を見渡して……」とある。平家の大軍がこの地に止まったからこのように呼ぶようになった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7133404