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都賀山
【つがやま】


平坦な守山市南部をほぼ東西に横断して,琵琶(びわ)湖に注ぐ境川(旧野洲(やす)川河道)の右岸に発達した自然堤防。名称は「日本書紀」に初見,江戸期には大山と記される(輿地志略)が現在その景観や痕跡はない。守山市吉身(よしみ)・守山・金森(かねがもり)・三宅(みやけ)各町に,周辺部より高さ3~5m・幅50~200mの砂礫層が断続的に帯状に発達し,後背湿地や湧水池を線状にもつ微高地。現在,ほとんどが市街地となり,わずかに旧景観を推測できる程度で,開析された低地には,小川が発達している。都賀山の名も,自然堤防末端部にある三宅町蓮生寺の山号として残る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7133707