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鳥籠山
【とこやま】


「万葉集」巻4の「淡海路(あふみぢ)の鳥籠の山なる不知哉(いさや)川日(け)の此の頃は恋ひつつもあらむ」をはじめ,多くの歌に頻出する山。歌枕として著名。「床」から恋路を主材とする。「輿地志略」は「正法寺村の山をいう」とし,「万葉集名所考」には「鳥居本小野駅,里根山の辺」とし,「地名辞書」は「輿地志略」説をとる。他方「高宮町史」は大堀山をあてているが不明。「彦根市史」では小野・正法寺あたりと解する説に賛意を表している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7133869