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虎御前山
【とらごぜやま】


東浅井郡のほぼ中央部,虎姫町大字中野,湖北町大字河毛(かわけ)・別所(べつしよ)の境界の山。標高218.6m。通称虎姫山,別称長尾(ながお)山。「輿地志略」に「此地に一人の美女忽焉として顕れたり,容色類なし。せせらぎ長者娶りて妻とす。其名を虎御前という(中略)爾来此山を虎御前山と号す」とある。北東麓に北国脇往還(国道365号)を臨む要衝の地にあり,天正元年浅井攻めで羽柴秀吉・柴田勝家が在陣。南にのびる尾根の南端,標高145mの峰を八相(やあい)山(「はっそう・やそう」ともいう),通称中野山と呼び,観応2年,足利尊氏と直義が戦った八相山の戦いの地。夏には県営キャンプ場が開設。虎御前山の山頂から北西麓にかけ天目山・岡山・大洞林・小四郎ケ崎・四郷崎の古墳群が集中する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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