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不飲池
【のまずいけ】


愛知(えち)郡愛知川(えちがわ)町大字東円堂と大字豊満との境界線に位置する池。古くは野間津井とも呼ばれた。この付近は愛知川扇状地の末端にあたると考えられ,扇状地末端の湧水と思われる。古伝説に「天照大神がこの水を使い身を清められたが,後世平将門が自分の身のけがれを洗い清めたため,朝廷を冒涜したといわれ,誰もこの水を飲まなくなったというところからこの名がついた」(愛智郡志)というが,実際は鉱毒説が正しいと思われる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7134449