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八草峠
【はっそうとうげ】


伊香(いか)郡木之本(きのもと)町と岐阜県揖斐(いび)郡坂内村との境界にある峠。標高780m。昭和25年,奥地林道開発事業の一環として開かれ,国道303号に指定,岐阜県美濃地方と滋賀県湖北地方を結ぶ唯一の幹線道路となっている。県内有数の豪雪地帯で,積雪は3mを越え,冬期の通行は困難である。古来久加(くが)越(八草(はつそう)越)として美濃・近江両国の交流が盛んであった峠道は,現八草峠の北約1.5km,杉野川源流の登谷(のぼたに)を直登するコースをとっていたが,あまりに急坂なため林道開設に際し,現在の新道へ路線変更された。旧道(八草峠)は廃道。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7134552