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比良滝
【ひらのたき】


滋賀郡志賀町,比良山系南主稜にある権現山(995m)南東斜面を南東流する滝谷。この滝谷は滋賀郡志賀町栗原(くりはら)で権現谷を合流し,喜撰(きせん)川となり,琵琶(びわ)湖に注ぐ。「輿地志略」に「比良山間にあり。此滝の一名を遙拝の滝ともいう,此滝ある谷を滝谷という。滝の高さ一丈二尺許,この滝谷の川筋より葛川への路あり,日ふたきはたかきの中略の訓也。高き所より落つる水也,飛泉也,瀑布也。滝は急流にして飛泉にあらず,今俗間瀑布をも滝の字を書する誤也,此比良の滝は瀑布也。比良の瀑布と書すべし。然りといえ共滝の字を用ひ来る事久し故に之に随う」とある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7134874