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舟岡山
【ふなおかやま】


八日市市野口町の洪積台地上の微高地。標高120m。舟形をした小丘で,舟丘(ふなおか)といわれている。別称紫野・標野(しめの)・うね野。この地域一帯は蒲生野(がもうの)といわれ,かつては水利の悪い荒地だったが,現在は灌漑用水により大半が水田となっている。古代,額田王と大海人皇子の相聞歌で知られ,この歌の刻まれた歌碑がこの山地にある。「太平記」には観応2年,佐々木山内定詮と京極氏の戦いの地として舟岡山と書かれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7134986