100辞書・辞典一括検索

JLogos

8

明王禿
【みょうおうのはげ】


高島郡マキノ町大字白谷(しらたに)の北西。赤坂山と三国(みくに)山を結ぶ稜線の中間で低くなった場所,標高約810m,福井県境の山。頂上では常に若狭からの強風が吹きつけるため大きな樹々はまったくみられず木の枝は,ほとんど滋賀県側に流れるように変形している。頂上付近の低みには,水ゴケの密生する沼地とか,底なし沼があったという。花崗岩質のため風化が激しく,名前の通り露崖となり,男性的な景観をみせる。土砂の流出もきわめて激しい。また時折水晶が発見される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7135526