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大峯山
【おおみねやま】


京都市東山区清閑寺,山科(やましな)区北花山・上花山の3地域にまたがる山の総称。「府地誌」に「高サ六十丈余,周囲二十六丁,村ノ西方ニアリ,嶺上ヨリ三分シ,西ハ清閑寺村ニ属シ,南ハ上花山村ニ属シ,東北ハ本村(北花山村)ニ属ス山脈」とあることから,花山(かざん)山(221.1m)・清水(きよみず)山(242.5m)・六条山(203.9m)を総称した名称である。清水山は東山区清閑寺清水上山町,花山山は山科区北花山大峰町,六条山は同区上花山旭山町にあり,六条山北麓を国鉄東海道本線および国道1号の東山トンネルが通じ,南麓には京都市営花山火葬場がある。花山山は花山寺,清水山(音羽山)は清水寺,六条山は平安京六条大路(現六条通)の延長にあること,あるいは付近にある六条天皇陵に,それぞれ山名の由来がある。清水山の別称音羽山は,音羽滝の水源にあるためともいう。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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