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神山
【かみやま】


神山(こうやま)・御生所(みあれ)山(山城名勝志)・賀茂山(詞林采葉)・賀茂の神山(洛北誌)などともいう。京都市北区,上賀茂神社の北方にある山。標高301.5m。山名は,賀茂明神がはじめて当山に降臨・示現されたことに由来し,別称の御生所山も同様。古くは山全体が御神体として崇敬され,神山の南の山を本山と称した。神山山頂には多数の珪岩の露出がみられ,最大のものを降臨石という。本山は片岡山ともいい,二葉山・日蔭山の名でも呼ばれ,賀茂山・御生所(みあれ)山などと混用がみられる。古歌に「かみ山の峯かきくもる村雲は都の北の時雨なりけり」(夫木抄)と詠まれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7138738