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甘南備山
【かんなびやま】


神南備(かんなみ)山(山州名跡志)ともいう。京田辺市薪にある一休寺(酬恩庵)の背後にある山。標高216.8m。甘南備山は神の降臨するところとされ,大和(奈良県桜井市)の三輪山,斑鳩(奈良県生駒郡)の三室山と同様に崇敬されてきた。「山州名跡志」には「在同所峰小社,案此社所載延喜式綴喜郡神南備ノ神社是ナル歟」とあり,山頂には式内社神南備神社が鎮座し,北東麓に黄檗宗甘南備寺がある。麓の一休寺から山上まで約2km。近年一休寺から甘南備山への登山を兼ねてハイキング客が増加しつつある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7139010