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菊ケ丘
【きくがおか】


火葬岡(ひそのおか)ともいう。中郡大宮町善王寺,姫御前地区に位置する,標高44mの小丘。細川藤孝の娘であり,一色義俊の妻である菊の方の墓という。諸説あるが,菊の方は天正10年の弓木城落城ののち逃れ,この地で自害したという。兄興元は死骸を火葬し,塚を築いて供養したといい(丹哥府志),頂上の菊岡神社(姫宮神社)に菊岡比売命として祀られている。西方に長尾城址,南方に愛染(あいぜん)山がある。同山の頂上には愛染明王の社が祀られ,京極高之の時に堂を建立し,桜を植えたという(峰山古事記)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7139042