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茱萸谷池
【ぐみだにいけ】


葭池(よしいけ)・「ごみだにいけ」ともいう。亀岡市東南にある池。当池は,ぐみだに(ごみだに)の谷あいの低地を利用して,井内太左衛門宣豊・宣番父子が人夫2万人を使い完成させた用水池。「ぐみだに」は,浄法寺城の西北を護り,グミ(果樹)の群落が特徴的な自然の沼または湿地帯をなしていたと考えられる。付近に宣豊の孫宣篤による文政元年建立の葭池碑があり,碑文は亀山藩儒者,中嶋雪楼(漁)。現在も水は清く,近隣の造成団地と調和を保つ。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7139601