100辞書・辞典一括検索

JLogos

15

五雲峰
【ごうんほう】


宇治市五ケ庄の黄檗山万福寺東方の山。標高347.5m。北方に高峰山があり,小字名も五雲峰である。万福寺を開創した隠元隆琦が詠じた「黄檗十景詩」,および隠元の著「雲濤続集」の「黄檗十二景」には,妙高峰・大吉峰とともに伽藍の背後にそびえる山々の麗姿を讃え,その一節に,「檗峯永仰五雲間」と詠まれている。「山城名勝志」など近世の地誌類にも収録されて広く知られているが,現在山頂付近一帯はゴルフ場となっている。また北方には長坂峠があり,六地蔵から醍醐山地にある下炭山に至る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7139815