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曽布谷
【そぶだに】


「そびだに」ともいう。与謝(よさ)郡伊根町にある谷。筒川(つつがわ)下流域の本庄宇治の西約0.4km,長延(ちようえん)川と滝山川の間に位置する。江戸期には本庄宇治の端郷で,かつて曽布谷千軒といわれ,大集落があったと伝えるが漸減し,大正初期までは数戸の民家があったが,現在それらの民家も宇治へ移転して無住地となっている。浦島太郎の弟の曽布谷次郎の屋敷跡とされる所に曽布谷神社があったが,明治以前に宇良神社に合祠された。また,浦島子が竜宮より帰還した時に玉手箱を開いた所といわれる一本杉も,切株だけが残っている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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