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大悲山
【だいひざん】


京都市左京区北部,桂川の源流域にある山。標高741m。西麓を主要地方道京都広河原美山線が通じる。南麓には鳥羽法皇の勅願により創建された古刹峰定寺があり,同麓を流れる桂川の源流寺谷川の谷間には市営大悲山キャンプセンターがある。「拾遺都名所図会」の大悲山峰定寺の項には安養界になぞらえて9山を掲げており,そのうちの第4に阿弥陀山が見える。また,当山西方に北桑田郡京北(けいほく)町井戸と左京区広河原尾花町を結ぶ衣懸(きぬかけ)坂がある。坂名は,香賀三郎兼家がこの峠の木に狩衣を脱いで懸けたという故事による。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7141965