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丁塚山
【ちょうづかやま】


高熊山ともいう。亀岡市薭田野(ひえだの)町にある山。犬飼川北岸に位置し,標高354.9m。古くは高御座(たかみくら)山と称し,のちに高座・高倉(たかくら)となり,それが転じて高熊山となったという。当山には,開化天皇を祀った式内社小幡神社があったと伝えられるほか,武烈天皇の継嗣決定の時に,穴太皇子(あなおのみこ)が山中に隠れたという伝説がある霊山でもある(霊界物語)。また,大本教の出口王仁三郎が,当山中腹の岩窟で修行をし,人類救済の教義を唱えたという聖域でもある。「大地の母」には古墳想定地に伝わる埋金伝説の句,「朝日照る 夕日輝く 高倉の 三ツ葉躑躅の其の下に 黄金の鶏小判千両埋けおいた」が記されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7142532