100辞書・辞典一括検索

JLogos

7

布目川
【ぬのめがわ】


深川ともいった(府地誌)。奈良県北部,相楽(そうらく)郡笠置(かさぎ)町南方を流れる川。奈良県天理市と山辺郡の境に発し,北流して笠置町飛鳥路で木津川に合流。源流は天理市福住町。流長約20km,府内の延長は短く2.8km,流域面積89.6km(^2)。下流の木津川南岸に水力発電所(布目川発電所)が設けられた。西方には奈良市東方の山地に源を発する白砂川が流れ,笠置山西麓の国鉄関西本線笠置駅の東側で木津川に合流。流長約10km,府内の延長2.5km・流域面積79.4km(^2)。白砂川に笠置町市街地で合流する打滝川は,やはり奈良市水間町に源を発し北流する。流長約15km,府内の延長2.2km・流域面積18.4km(^2)。高原上の蛇行緩流部から木津川河床まで約200mの比高があり,渓谷をなす。奈良市域から上流は今川とも称し,白砂川との合流点以北を柳生川,以南を往古川ともいう。並行して東海自然歩道が通じる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7143909